AT2016国際展チケット発売開始!
去る3月、あいちトリエンナーレ2016の記者発表会が行われ、参加アーティストの追加情報や展開内容の詳細などが発表された。4月1日からはビジュアルアーツを対象とした国際展チケットも発売開始。このチケット、4月中は特別先行前売券としてお値打ち価格になっているので、この期間の購入...
親子愛&広島愛が炸裂!?
「南極料理人」「横道世之介」の沖田修一による監督最新作「モヒカン故郷に帰る」は、男の、男の子の映画だ。松田龍平と柄本明が息子と父親役として共演する同作では、いつまでも子どものような心を持つふたりを中心に、男たちの面倒な美学とナンだか愛しい生態が浮かび上がる。...
名建築の鼓動が聴こえてくる
このところヴィム・ヴェンダース監督には「Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち」「セバスチャン・サルガド/地球へのラブレター」など、ドキュメンタリー映画の優れた作品が続いている。かの鬼才が今度はオムニバス・ドキュメンタリー「もしも建物が話せたら」を製作総指揮。自身も短編...
呑み喰いしながら重量級の演劇を!?
名古屋で最も旬な表現者集団のひとつ、room16が初めてTOKUZOで公演を行う。TOKUZOは、治外法権(!?)の酒場街・今池にあり、飲食しながらステージを観られる居酒屋として幅広い客層を持つライブハウス。音楽に限らず、演劇や上映会、トークイベントなど、ジャンル横断的なス...
春日井で現代アート展が開催中!
あいちトリエンナーレ2016の開幕を8月に控え、アート好きの気分も盛り上がってきたなか、春日井市では展覧会「となりの人びと―現代美術 in 春日井」が開催中だ。タイトルは、愛知最大の都市・名古屋に隣接していることや、ベッドタウンゆえ隣人の存在がわかりにくいイメージなど、春日...
五十嵐匠監督が貫いた嘘の流儀
重松清の同名小説を映画化した「十字架」は、五十嵐匠らしい嘘の流儀に貫かれた作品だ。「地雷を踏んだらサヨウナラ」「長州ファイブ」ほか実在の人物に取材した作品で名高い五十嵐監督だが、最新作「十字架」は第44回吉川英治文学賞にも輝いたフィクションを原作としている。そこにはどんな経...
子どもたちよ!ダンスもいろいろだ
コンテンポラリーダンス界の雄、近藤良平の率いるコンドルズが各地の子どもたちを巻き込みながら日本縦断を敢行する!「GIGANT~ギガント~」は2014年に発表して好評を得た作品で、名古屋では初披露。今回さらに練り上げて上演するにあたり、近藤に話を聞いた。...
懐かしい童話がアマノワールドに!
児童文学の巨星・浜田廣介の代表作として誰もが一度は読んだであろう「泣いた赤鬼」を、少年王者舘の天野天街が人形音楽劇に仕立て上げた。東京の糸あやつり人形一糸座と名古屋の奇才によるコラボレーションは、あの懐かしいお話に新しい命を吹き込んでいる。東京公演まっただ中の天野に尋ねた。...
女3人+男2人+…プリシラーズ見参
瀬辺千尋が享年50で他界してから2年が経とうとしている。名古屋を拠点に役者、劇作家、プロデューサーとして活躍した瀬辺。さりとて女傑という感じではなく、筆者などは親愛の情をこめて“おばあ”とか“ちーちゃん”と呼び、親友と3人で酒を呑んだり、愚痴をこぼしたり、旅行に出掛けた。そ...
性を超えた濃厚ラブ&サスペンス
尾張名古屋セニョールズの作・演出にして看板スター、エレガント浜田の話には目からウロコが落ちすぎて、演劇的視界がパーッと澄み渡るような痛快さを覚えた。どこか詩的な響きもある新作「鉄と夜風と美人姉妹」は、奇妙な愛と悪に支配されたエロス&バイオレンス&ナンセンスな物語。そして、出...