ヨーロッパ企画がミステリコメディに初挑戦!
京都を拠点に全国的な活躍を見せるヨーロッパ企画が、上田誠の作・演出による「切り裂かないけど攫い(さらい)はするジャック」を発表する。同作は彼らにとって初のミステリ。劇団25周年に当たり、得意とするコメディにまた新たな要素を織り交ぜたわけだ。創作の過程や四半世紀を迎えた劇団の...
ヨーロッパ企画が2008年発表の傑作を再演
京都の劇団、ヨーロッパ企画が2008年初演の「あんなに優しかったゴーレム」を14年ぶりにリメイクする。ヨーロッパ企画が過去の作品を再演するのは、ちょっとめずらしい。作・演出の上田誠、俳優の中川晴樹に経緯などを尋ねた。 上田「再演はやりたいんですよ。映像作品でも実感しています...
勅使川原三郎芸術監督プロデュースによる2作品が間もなく連続公演
愛知県芸術劇場の芸術監督、勅使川原三郎による2022年度プロデュース公演が立て続けに幕を開ける。まず9月3日(土)・4日(日)にダンス「風の又三郎」が再演され、9月16日(金)・17日(土)には新作「勅使川原三郎 ライヴミュージック&ダンス ...
架空の香港に出現した魔窟が、世界の在り様を解き明かす……!!
京都の劇団、ヨーロッパ企画が代表・上田誠の新作を携え名古屋にやってくる。2020~21年はコロナ禍に配慮し、予定していた全国ツアーを延期。今回久しぶりに各地を訪れる。劇団もファンも待望の時を迎えるにあたって生まれた新作は、その名も「九十九龍城」。香港の名所「九龍城」に似てい...
寺田農が信玄の父「信虎」を怪演
平成「ガメラ」シリーズや「デスノート」の金子修介監督、歴史美術研究家・宮下玄覇の共同監督・脚本による映画「信虎」が公開される。主人公の戦国武将・武田信虎を演じるのはベテラン俳優・寺田農。信虎は武田信玄の父に当たるが、その信玄から甲斐(山梨県)を追放され、駿河(静岡県)の今川...
国策映画を作った父の真実を求めて
第二次世界大戦下では芸術家が自国のプロパガンダに加担した事実がいくつもある。特に映画は「国策映画」という言葉が一般に知られ、日本も力を注いだ。伊勢真一監督「いまはむかし」は、インドネシアで国策映画に携わった父・伊勢長之助の足跡をたどるドキュメンタリー。戦前戦後に渡り記録映画...
プロジェクションマッピングの先端技術を駆使したシェイクスピア劇
アマチンの愛称でも親しまれる劇座の天野鎮雄をはじめ、名古屋のダンサーやパフォーマー、ミュージシャンらが集結してシェイクスピア劇を上演する。その名もマッピングDEシェイクスピア「The Tempest」は、シェイクスピア最晩年の戯曲「テンペスト」の世界をプロジェクションマッピ...
人類の想像力が悲劇の抑止力になると信じて
松村克弥監督による「祈り-幻に長崎を想う刻(とき)-」が戦後76年目の8月に公開される。原作は田中千禾夫(たなか・ちかお)の戯曲「マリアの首-幻に長崎を想う曲-」。長崎生まれの田中が1959年に発表した同作は、故郷・長崎でそれぞれの戦後を生きる人々の群像劇だ。プロデューサー...
芥川×勅使川原のダンス「羅生門」
国際的アーティストで、現在は愛知県芸術劇場の芸術監督も務める勅使川原三郎が7月、新作ダンス「風の又三郎」を発表した。宮沢賢治の同名文学を題材に東海圏ゆかりの新進ダンサーたちと創作したステージは、これまでに観た勅使川原作品と印象が異なり、驚かされた。「都会的でスタイリッシュ」...
竹内涼真の初舞台、名古屋で公演中
竹内涼真が初舞台にして初主演に挑戦した「17 AGAIN」が名古屋の御園座で公演中だ。同作は2009年に公開された米コメディ映画のミュージカル化。日本で世界初演を迎えた希少な作品でもある。竹内は、30代半ばにして人生に悔いを覚え、家族とのコミュニケーションにも不満を抱える...