文学座の西川信廣が初監督。シニア世代の青春とホロ苦さを描く。
文学座演出部のエース、西川信廣が初監督に挑戦。映画「兄消える」は長野県上田市を背景に、シニア世代の生き方を丁寧な芝居で描いている。物語の中心となるのは兄・金之助と弟の鉄男。金之助は40年前に家を飛び出し、残された鉄男は生真面目に実家の工場を守ってきた。ところが、100歳を数...
イスラエルの鬼才振付家ナハリンの映画と舞台が同時期に!
いまや舞踊大国として世界中からダンサーが集まるイスラエルにおいて、牽引役にあるのがオハッド・ナハリンだ。芸術監督を務めてきたバットシェバ舞踊団で作品を発表するだけでなく、パリ・オペラ座バレエ団やネザーランド・ダンス・シアターといったヨーロッパ最高峰のカンパニーにも振付してい...
劇団☆新感線の細川展裕氏ご登場
ミッドランドスクエアシネマ2のオープンを記念して、去る7月、ゲキ×シネ『蜉蝣峠』の特別上映とともに劇団☆新感線のエグゼクティブプロデューサー・細川展裕氏のトークショーが行われた。 ゲキ×シネは、日本屈指の人気劇団・新感線が2004年からはじめた舞台公演を映像収録し、映画館で...
アンドロイド演劇が衝撃の映画に!
バラエティ番組「マツコとマツコ」でも広く知られるようになったアンドロイドの存在。筆者が初めてアンドロイドを見たのは、あいちトリエンナーレ2010で発表された演劇「さようなら」の舞台上だった。同作は、青年団の劇作家・演出家である平田オリザとTVでもおなじみ大阪大学の石黒浩が中...
ゲキ×シネ「蒼の乱」に天海祐希の真骨頂
日本屈指の動員を誇る劇団☆新感線は近年、“ゲキ×シネ”と銘打って舞台の映像化にも力を注いできた。10数台のHDカメラによって撮影されたゲキ×シネは、巧みなカット割りで記録映像の枠をはるかに越え、また違ったひとつの作品として成立している。同時に、演劇の醍醐味も伝えていることは...