「百円の恋」の武正晴監督の新作は実話だらけ!?
「百円の恋」で多くの映画賞に輝き、各方面から高い評価を受けた武 正晴が、3年ぶりの新作「リングサイド・ストーリー」を監督した。今回もオリジナル脚本ながら、実は原案となるエピソードが……? 武監督に真相を尋ねた。 「去年の春、プロデューサーの李鳳宇さんから格闘家団体とそこに所...
「ダブルミンツ」完成披露上映会に主演の淵上泰史&田中俊介が登場!
漫画家・中村明日美子が描いたボーイズラブの衝撃作「ダブルミンツ」を、「下衆の愛」の内田英治監督が実写映画化。6月3日(土)の公開に先駆けて完成披露上映会が行われ、W主演の淵上泰史と田中俊介が監督とともに登場した。新進俳優の淵上はすでにTVドラマを含む映像作品で活躍中。対して...
“気分”共鳴。石井裕也監督最新作
映画、演劇、美術……、ジャンルを問わず表現者の口から、現代社会に対する苛立ちや焦りの言葉を耳にすることが増えた。「舟を編む」ほかの代表作で知られる石井裕也監督もそのひとりだ。最新作「映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ」は原作物だが、昨今多い漫画がオリジナルでもなければ、ス...
介護、夫婦、家族の話に愛いっぱい
介護問題は高齢化の進む日本にとって深刻だが、この映画を観るとリアルな現実に怯むだろうか、それとも――。陽信孝(みなみ・のぶたか)の同名著書を原作とする「八重子のハミング」は、若年認知症を患った妻を12年間も介護した著者の奮闘を、生々しくも愛情豊かに浮かび上がらせている。監督...
女だって観たい!日活ロマンポルノ
2016年11月20日で45周年を迎えた日活ロマンポルノが復活。1988年に製作を終了して以来の新作が公開される。「ロマンポルノ・リブート・プロジェクト」では、国内外で活躍する5人の気鋭、鬼才が完全オリジナル脚本のロマンポルノを監督。その顔ぶれたるや塩田明彦、白石和彌、園子...
呆れるも愛しい“男子たち”の群像
「百円の恋」で第39回日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した足立紳が、監督デビューを果たす。足立自身の書き下ろしによる映画「14の夜」は、14歳の中学生・大山タカシを主人公にした物語。時は1987年8月。タカシと部活仲間の多田ミツル、岡田サトシ、竹内剛は、町に1軒だけあるビ...
PFFが今年も名古屋にやってくる
アマチュア映画のコンペティション「PFFアワード」を核とする「ぴあフィルムフェスティバル(PFF)」は、映画が好きな人にはもちろん自主制作映画に関わる人、あるいは他の表現を志している人にも一度は観てほしい映画祭だ。 古くは石井聰亙(現・石井岳龍)や森田芳光、以降も黒沢清、松...
LGBTを取材して見えてきたもの
近ごろ“LGBT”の文字をよく見かける。これは「lesbian=レズビアン(女性同性愛者)」「gay=ゲイ(男性同性愛者)」「bisexual=バイセクシュアル(両性愛者)」「transgender=トランスジェンダー(心と体の性が一致しない人)」の頭文字で、セクシャルマイ...
山下敦弘が佐藤泰志の函館3部作を気持ちよく結ぶ
佐藤泰志は、芥川賞に5度もノミネートされながら受賞に至らず、41歳の若さで自ら命を絶った不遇の小説家だ。没後20年以上過ぎた佐藤の作品が、映画となって再び脚光を浴びている。北海道函館市出身の佐藤は故郷を描いた作品を遺しており、それらが地元の熱意の後押しで次々と映画化されてい...
園子温を撮った大島新監督が来名!
公開中のドキュメンタリー映画「園子音という生きもの」の監督・大島新が、名古屋シネマテークに登場!舞台挨拶を行った。映画界の鬼才とも異端とも呼ばれる表現者・園子温に密着した同作は、大島にとって「シアトリカル 唐十郎と劇団唐組の記録」(2007年)以来の劇場公開作品だ。...