

4月のオープンに先駆けて御園座の内覧会をレポート
こけら落としを4月に控える御園座は外観が公開されて以降、名古屋・伏見のランドマークとして再び存在感を示し始めたが、去る1月に内覧会が行われ、「本当にいよいよ開場するんだ…」という実感も高まった。そこで、ひと足先に見てきた内部の様子をご紹介!...


関西発・名古屋初が続々やってきた「ビジターズ」、ラストは空の驛舎
AI・HALL(伊丹市立演劇ホール)の劇作家養成講座「伊丹想流私塾(現・伊丹想流劇塾)」と名古屋の劇場「ナビロフト」が提携する形で、関西の優れた演劇を次々と当地に紹介してきた連続企画「Visitors」も残すところ1劇団となった。ラストを飾るのは劇作家・演出家の中村ケンシ率...


二代目白鸚、十代目幸四郎が登場!御園座こけら落としで親子襲名披露
2018年4月に新装オープンする御園座では、こけら落としとして「柿葺落四月大歌舞伎」を公演。このおりに、松本幸四郎改め二代目松本白鸚、市川染五郎改め十代目松本幸四郎の親子がそろって名古屋で襲名披露を行う。12月13日の記者発表には幸四郎と染五郎も駆けつけ、襲名披露興行に向け...


演劇でクリスマスの定番と言えば…
12月になると、ちまたは様々なクリスマスソングに彩られるが、演劇にだってクリスマスの定番はある。中でも、北村想の戯曲「悪魔のいるクリスマス」は不思議な感触の一編だ。登場するのは、作家・少女・少年・天使の4人。クリスマスイブの公園で展開されるシンプルな会話劇は、東京の流山児★...


少年社中が20周年の節目に里帰り
名古屋出身の毛利亘宏率いる少年社中が20周年を迎え、東映とタッグを組んだ新作ツアーを敢行。愛知にもやってくる。少年社中単独では東海地区初登場。毛利に話を聞いてみると、静かな闘志が伝わってきた。 「少年社中結成のきっかけが高校演劇にあるので、地元に帰ってきて公演できることは嬉...


気鋭・林慎一郎がコインロッカーの迷宮から見つめる都市のすがた
9月から開催しているイベント「Visitors」のラインアップ第3弾として、極東退屈道場が名古屋初登場を果たす。当地の劇場「ナビロフト」と伊丹市の劇場「AI HALL」が運営してきた「伊丹想流私塾」との提携によるこの交流企画では、関西屈指の劇作家が率いる4団体が続々来名。劇...


岸田戯曲賞受賞後初の新作に異変?アートの話をスポーツみたいに!?
今年2月、「来てけつかるべき新世界」で第61回岸田國士戯曲賞に輝いた上田誠が、自身の率いるヨーロッパ企画で受賞後初の新作「出てこようとしてるトロンプルイユ」を発表。現在、全国を巡っている。東海地区は11月23日(木・祝)に名古屋公演、12月3日(日)の四日市では大千秋楽を迎...


アングラの息吹と不条理劇の定石が同居する、B級遊撃隊の最新作
劇作家・佃典彦と言えば、名古屋を代表する不条理劇の名手。外部執筆にも多忙な佃が、自身の率いる劇団B級遊撃隊でいつにも増して自由に筆をふるっている。新作「不都合な王子」は、オスカー・ワイルドの童話「幸福な王子」と森昌子の名曲「越冬つばめ」が題材というだけでもユニークなのに、そ...


日本の推理小説の祖・小酒井不木の作品群を、奇才が演劇でコラージュ
同じ名古屋で活躍と言っても、分野も時代も異なる作家ふたりが出会ったら何が起きるのか。ひとりは日本で初めて本格推理小説を書いたとされる小酒井不木、もうひとりは劇団「少年王者舘」を主宰する天野天街。蟹江町出身の不木は大正時代から昭和初期にかけて名古屋で精力的に執筆活動を行い、一...


渡山博崇が奄美大島と向き合ったらハワイがなぜかやってきた……!?
とある地方都市にハワイがやってきた。法律や文化だけでなく気候までもハワイになってしまった町では、人々もハワイアンになるしかなかった――。 ナンセンスだとかシュールな世界を通り越して、もはや「怖ぇよ!」と言うしかない群像劇「ハワイアン」が開幕する。劇作家・演出家の渡山博崇が、...