念願の外部演出を迎え“あおきり”が初尽くしで切り拓く新たな地平
いまや名古屋を代表する演劇人のひとりとなった鹿目由紀は、劇団あおきりみかんの主宰として、劇作家・演出家として劇団内外で活躍する。特に自らの劇団では全作品を作・演出してきたが、新作「鏡の星」には流山児★事務所の小林七緒を演出に招いた。東京で俳優としても多忙な小林と、どんな経緯...
ディーン・フジオカの新たな表情と出会える、深田晃司監督の最新作
2016年の作品「淵に立つ」で第69回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門審査員賞を受賞した俊英・深田晃司が、監督最新作「海を駆ける」の重要なキャラクターにディーン・フジオカを迎えた。NHK連続テレビ小説「あさが来た」出演以降、国民的スターの仲間入りを果たしたディーンだが、本作...
スーパー歌舞伎Ⅱ「ワンピース」が開幕、俳優陣からメッセージも!
2015年に東京・新橋演舞場で初演されて大反響を呼び、大阪、博多に上陸。すでに30万人を動員してきたスーパー歌舞伎Ⅱ「ワンピース」が名古屋・御園座に初登場!5月3日に幕を開けた。待ちきれない観客たちが長蛇の列となって劇場を取り囲んでいた開場直前、中心的存在である市川猿之助を...
チェーホフVS佃典彦、喜劇対決?
名古屋演劇界の雄、劇団B級遊撃隊が2本立て公演を敢行。ロシアの大劇作家アントン・チェーホフの「プロポーズ」と、同劇団の主宰で劇作家の佃典彦が新たに書き下ろした「プロポーズ」を同時に発表する。きっかけは、佃の名女房役である演出家・神谷尚吾がチェーホフの「プロポーズ」で若手演出...
花嫁が、祖母とバージンロード!?
バージンロードは花嫁が父親に手を引かれて歩くのが一般的だが、この映画では孫娘が祖母と一緒に歩くことを決意する。そこで題名も「ばぁちゃんロード」。主人公・夏海にとって、共働きの両親に代わり自分を育ててくれた“ばぁちゃん”は親同然なのだ。ただ、祖母・キヨは骨折をきっかけに施設暮...
北村想×高橋恵――師弟タッグによる異色の一編が名古屋上陸
昨年10月に名古屋初登場を果たした虚空旅団が、早くも2度目の来名を実現。しかも劇団代表の高橋恵にとっては師匠にあたる、北村想の書き下ろしを上演する。この新作「アトリエのある背中」は、高橋のイメージとも北村のイメージとも少し違う、艶っぽい舞台になる気配。演出を手掛けた高橋はも...
御園座の新劇場開場式で行われた、珍しい「ばち渡しの儀」と一番太鼓
こけら落としとなる4月の歌舞伎興行に先駆けて、御園座で新劇場の開場式典が行われ、開式の前に「ばち渡しの儀」と一番太鼓が披露された。一番太鼓は江戸時代から歌舞伎の開場を知らせるために打たれてきたが、今では劇場で聞く機会がほとんどなく、どちらかといえば相撲で親しまれている。今回...
末井昭の自伝的&伝説的エッセイを冨永昌敬監督が柄本佑主演で映画化
末井昭の名前を聞いてピンとくる人は、かつてのサブカル青年か、はたまたパチンコ愛好家か。あるいは「思春期お世話になりました」という殿方かもしれない。末井は「NEW self」「ウイークエンド・スーパー」「写真時代」「パチンコ必勝ガイド」を創刊した名物編集長。彼が幼少期から破天...
北村想の「寿歌」を宮城聰が初演出
北村想の代表作「寿歌」は1979年の初演から現在まで、数多くの劇団やプロダクションで上演されてきた名戯曲だ。核戦争後の近未来を背景に展開される、軽やかな会話の衝撃。それは現代社会にこそ響くものがあるだろう。愛知県芸術劇場とSPAC(静岡県舞台芸術センター)は初めての共同企画...
滝沢秀明が御園座に登場!人気興行「滝沢歌舞伎」を名古屋で初披露!!
こけら落としの日が迫ってきた新生・御園座に“タッキー”こと滝沢秀明が初登場。開場記念のひとつとして「滝沢歌舞伎2018」を名古屋で初披露する。この舞台は毎回ソールドアウトしている人気興行。2006年の初演以来、東京以外での公演は博多に続いて国内2番目となる超レア公演だけに、...