北村想の新作を加藤智宏が初演出、avecビーズに新たな風
劇作家・北村想の書き下ろしを上演する劇団「avecビーズ」に、今までとちょっと違った感触の舞台が生まれそうだ。新作「さよならの霧が流れる港町」の演出にoffice Perky patの加藤智宏を迎えたことで、これまでになかった制作プロセスが発生。刺激的な稽古が続いている...
4月のオープンに先駆けて御園座の内覧会をレポート
こけら落としを4月に控える御園座は外観が公開されて以降、名古屋・伏見のランドマークとして再び存在感を示し始めたが、去る1月に内覧会が行われ、「本当にいよいよ開場するんだ…」という実感も高まった。そこで、ひと足先に見てきた内部の様子をご紹介!...
ヌーヴェルヴァーグの巨星と子どもたちの奇跡に、俊英も驚きと開眼!?
諏訪敦彦監督の日仏合作映画「ライオンは今夜死ぬ」が間もなく公開される。ヌーヴェルヴァーグの申し子と呼ばれた歴史的俳優ジャン=ピエール・レオ―を主人公に迎える一方、映画制作ワークショップで出会った現地の子どもたちをキャストに起用したことで、監督自身も予測できないような奇跡の数...
“ピアノの詩人”がクァルテットを率いて、映画&映像音楽の世界を。
1970年代のパリでフリージャズ・ピアニストとしてデビュー以来、ジャズ、クラシック、現代音楽を横断しながら演奏・作曲を続けてきた加古隆は、現在、ソロと並行してクァルテットでも活動している。パリ時代のピアノトリオ“TOK”を除いては長らく特定のグループを持たなかった彼が、“加...
関西発・名古屋初が続々やってきた「ビジターズ」、ラストは空の驛舎
AI・HALL(伊丹市立演劇ホール)の劇作家養成講座「伊丹想流私塾(現・伊丹想流劇塾)」と名古屋の劇場「ナビロフト」が提携する形で、関西の優れた演劇を次々と当地に紹介してきた連続企画「Visitors」も残すところ1劇団となった。ラストを飾るのは劇作家・演出家の中村ケンシ率...
二代目白鸚、十代目幸四郎が登場!御園座こけら落としで親子襲名披露
2018年4月に新装オープンする御園座では、こけら落としとして「柿葺落四月大歌舞伎」を公演。このおりに、松本幸四郎改め二代目松本白鸚、市川染五郎改め十代目松本幸四郎の親子がそろって名古屋で襲名披露を行う。12月13日の記者発表には幸四郎と染五郎も駆けつけ、襲名披露興行に向け...
演劇でクリスマスの定番と言えば…
12月になると、ちまたは様々なクリスマスソングに彩られるが、演劇にだってクリスマスの定番はある。中でも、北村想の戯曲「悪魔のいるクリスマス」は不思議な感触の一編だ。登場するのは、作家・少女・少年・天使の4人。クリスマスイブの公園で展開されるシンプルな会話劇は、東京の流山児★...
少年社中が20周年の節目に里帰り
名古屋出身の毛利亘宏率いる少年社中が20周年を迎え、東映とタッグを組んだ新作ツアーを敢行。愛知にもやってくる。少年社中単独では東海地区初登場。毛利に話を聞いてみると、静かな闘志が伝わってきた。 「少年社中結成のきっかけが高校演劇にあるので、地元に帰ってきて公演できることは嬉...
気鋭・林慎一郎がコインロッカーの迷宮から見つめる都市のすがた
9月から開催しているイベント「Visitors」のラインアップ第3弾として、極東退屈道場が名古屋初登場を果たす。当地の劇場「ナビロフト」と伊丹市の劇場「AI HALL」が運営してきた「伊丹想流私塾」との提携によるこの交流企画では、関西屈指の劇作家が率いる4団体が続々来名。劇...
岸田戯曲賞受賞後初の新作に異変?アートの話をスポーツみたいに!?
今年2月、「来てけつかるべき新世界」で第61回岸田國士戯曲賞に輝いた上田誠が、自身の率いるヨーロッパ企画で受賞後初の新作「出てこようとしてるトロンプルイユ」を発表。現在、全国を巡っている。東海地区は11月23日(木・祝)に名古屋公演、12月3日(日)の四日市では大千秋楽を迎...