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滝沢秀明が御園座に登場!人気興行「滝沢歌舞伎」を名古屋で初披露!!


こけら落としの日が迫ってきた新生・御園座に“タッキー”こと滝沢秀明が初登場。開場記念のひとつとして「滝沢歌舞伎2018」を名古屋で初披露する。この舞台は毎回ソールドアウトしている人気興行。2006年の初演以来、東京以外での公演は博多に続いて国内2番目となる超レア公演だけに、チケットもプラチナ化必至だ。

滝沢は現在、毎週土曜23:40から放送中の東海テレビ開局60周年記念番組「オトナの土ドラ『家族の旅路 家族を殺された男と殺した男』」で主演を務めており、今年は何やら名古屋とご縁が深くなりそう。そこで当地を訪れ、ドラマの感触、御園座公演への意気込みを語ってくれた。

「『家族の旅路』では初めて弁護士役を演じています。専門用語が多く、重いテーマや深いストーリーを抱えた大変な作品ではありますが、手応えを感じながら撮影は進んでいます」

滝沢演じる浅利祐介は、両親を惨殺された過去をもつ若き弁護士。彼のもとに死刑囚の再審請求依頼が届くが、その死刑囚こそ両親を殺した犯人とされる男だった。祐介は弁護士の使命感と遺族感情の間で煩悶しながらも、自らの力で真相を解き明かす道を選ぶ――。

「自分では体験のない、想像の世界ではあるんですが、実際の社会でも起きうることを扱っているので、本気で向き合って、丁寧に描いていかなければいけないという想いを強くしています。祐介の弁護士としての成長、ひとりの青年としての成長、ふたつの側面を僕自身も見つめている感覚がありますね。視聴者の方にとっては、1話ごとに真相が明らかになっていく展開なので、興味を持って観ていただけるのではないかと思います」

一方の「滝沢歌舞伎」は、生の舞台を初めて観る人も楽しめるエンタテインメントショーだ。13年目を数える本シリーズだが、滝沢は2010年から演出も手掛け、企画・構成・総合演出のジャニー喜多川のもと薫陶を受けている。

「10年以上やってきて、今回ますます進化させたいと考えています。新しくスタートする御園座での公演ですから、いつも以上に気合が入っていますし、新しい時代を作るにふさわしく、僕たちも再スタートの時間にできたらいいなと思います。こけら落としに携わるというのは歴史に名前が刻まれるということですから、(その栄誉に)恥ない作品にしたいですね。演出は勉強中ですが、もともと“ものづくり”が好きなので、ジャニーさんに教わりながらやっています。観客の視点や求めていることが少しずつ理解できるようになってきたという実感はありますね」

構成は2幕。全体をショースタイルで貫く。東京は4月、名古屋は6月に開幕のため構想を練っている真っ最中だが、滝沢は見どころの一端を聞かせてくれた。

「1幕は和をテーマに、立ち回りがあったり女方が登場したりする、いわゆる歌舞伎です。そして2幕は、例えば義経と弁慶が登場する物語だとしたら、エンタテインメント性を濃くすることで歴史に興味を持ってもらう入り口となるような舞台をイメージしています。水を使ったり、フライングや太鼓など、持ってこられる限り、御園座でできる限りの演出を凝らしたいですが、いちばん観ていただきたいのは生身の部分なんです。身体ひとつでどこまで伝えられるのか。キャストの熱い想いとともに、テレビとは違うライブ感や空間全体をを味わっていただきたいですね」

なお、2016年・2017年に続き、V6の三宅健が参加。「この2回でお互いの感覚もわかってきたので、御園座公演が控えていることもあり、信頼できる健くんに出演をお願いしました」と滝沢が語るとおり、息の合ったステージを観られることは間違いない。

シンガポール公演の経験もあり、2020年の東京オリンピックも視野に入れながら世界レベルの舞台を目指す滝沢。「歌舞伎」に対する考え方にも確固たる意志を感じさせてくれた。

「歌舞伎はひとつのエンタテインメントで、それは今も昔も同じじゃないでしょうか。現代では古典芸術と捉えられがちですけど、当時にしてみれば最新のものであり、奇抜な衣装をまとった娯楽だったんですよね。僕らがやっていることは“攻めの歌舞伎”だと思っていて、それが最新のエンタテインメントの役割だと考えています」

*トップ画像のポスターは東京公演のものです。

〈御園座新劇場開場記念〉 滝沢歌舞伎2018 ◎2018年6月公演 ※詳細は御園座公式サイト等で随時発表。

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