劇団四季の新劇場が来秋オープン!
劇団四季が2016年の秋、名古屋に新たな劇場をオープンさせると発表した。新劇場は再開発めまぐるしい“名駅南エリア”に建設され、「名古屋四季劇場」の名称で呼ばれることに。8月19日には吉田智誉樹代表取締役社長が記者会見を行い、経緯や抱負などを語った。
「(ショービジネスの二大発信地である)ニューヨークのブロードウェイやロンドンのウエストエンドで製作される作品の大型化が進むなか、現在の新名古屋ミュージカル劇場のスペックでは公演不可能な作品もでてきています。また、リニア中央新幹線の開通を見据え、お客様の利便性を考えれば、中京圏のターミナル口である“名駅”により近い立地の方がいいと判断しました」と吉田社長。
吉田智誉樹代表取締役社長
名古屋四季劇場の客席数は、新名古屋ミュージカル劇場より200席ほど多い約1200席を予定。2階席を1階席の中央あたりまで張り出すことで、舞台との距離感を縮め、劇場の一体感が高まる工夫を凝らすという。もちろん舞台も、海外作品などが本来の状態で上演できるよう、柔軟で自由度の高い構造に。こけら落としの演目はこれから本格的に検討されるので発表は後日となるが、名古屋初登場の新演目にも期待が膨らむ。
「名古屋のお客様は“熱い”イメージが強い。そこに旬の作品を持ってくることで、みなさまの想いにお応えできるようにしたいですね」と、吉田社長からも嬉しい言葉が飛び出した。
なお、着工は今年10月、2016年8月完成・10月開場の予定。これに伴って新名古屋ミュージカル劇場は、9月20日(日)からの開幕がすでに発表されている「オペラ座の怪人」のロングランが終了した時点で閉館となる。
名古屋四季劇場 ◎2016年10月オープン (予定) 名古屋市中村区名駅南二丁目1103番 https://www.shiki.jp/