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館長 庵野秀明 特撮博物館 レポート


11月1日から名古屋市科学館にて、館長庵野秀明「特撮博物館ーミニチュアで見る昭和平成の技ー」が開幕した。この展覧会は、「エヴァンゲリオン」シリーズなどで熱狂的な支持を受ける庵野秀明監督が館長となって、特殊撮影=特撮の博物館を立ち上げたというコンセプトのもと行われている。そこで会場には、ゴジラやウルトラマンほか懐かしいヒーローや怪獣たちが大集合。男子はもちろん女子だって、子どもの頃の気持ちに戻ってワクワクはしゃいでしまうはず……!

「平成ガメラ」シリーズのコーナー 「海底軍艦轟天号」といった東宝の名作群から始まり、特撮の代名詞とも言える「円谷プロダクション」の作品原画やマスク、細やかな仕事に圧倒される美術倉庫などを経て、架空の街を出現させた「特撮スタジオ ミニチュアステージ」へと続いていく構成。貴重な品々を間近で見ると、日本人の技と心に誇らしさを覚え、胸が熱くなる。庵野館長が多くの人に伝えたい、後世へと残したいと願う理由も、そのあたりにあるのだ。 また、副館長の樋口真嗣監督が手掛けたオリジナル特撮短編映画「巨神兵東京に現わる」が会場で限定公開されているのも大きな目玉。巨神兵とは、宮崎 駿監督の名作「風の谷のナウシカ」に登場する巨大人口生命体。このキャラクターを主人公に、いまや贅沢の極みである特撮技術を駆使して制作された「巨神兵~」は、映画ツウならずとも押さえておきたい。

巨神兵像 ひな形 見て、知って、感激した後は、お楽しみの撮影OKエリア「特撮スタジオ」で、自分だけの記念写真に挑戦を! 角度にこだわるもよし、中に写り込んでスケール感を味わうのもよし。部屋の内部まで見られるミニチュアも一緒に展示されているので、内装や道具の細かさをじっくりご覧あれ。 館長 庵野秀明 特撮博物館ーミニチュアで見る昭和平成の技まる ◎1月12日(月・祝)まで、名古屋市科学館 理工館 地下2階イベントホール・サイエンスホールにて開催

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