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五木ひろしが新生御園座に初登場。製作発表にファン150人が来場!


演歌界の大御所・五木ひろしが2019年3月、新しくなった御園座に初お目見え。開幕に先駆ける12月に名古屋で製作発表を行った。当日は、特別出演の市川由紀乃も登壇。また、5000通以上もの応募の中から選ばれた150人のファンが会見を見学。会場は熱気に包まれた。全国の劇場に立ってきた五木だが、以前の御園座ではどこよりも多く27回も座長を務めたとあって、新劇場への登板を喜ぶとともに「ふるさとへ帰ってくるよう」と表現した。

会見場を埋め尽くしたファンのみなさん

公演は芝居と歌謡ショーの2部構成で、芝居の演目は1988年(昭和63年)に明治座で初演された「雨あがる」。山本周五郎の小説をもとにした同作は、その後、五木の芸能生活30周年、40周年という節目節目でも上演されてきた。今度の3月には6度目の上演を迎え、昭和・平成・新元号と、三つの時代をまたぐことになる。

「最も思い出深い作品を新劇場開場記念のラインナップに入れていただき嬉しく思います。映画やテレビドラマにもなっている『雨あがる』は本当に名作。人情味あふれる物語には、悪人がいないんですよね。私は浪人の三沢伊兵衛を演じ、妻・たよを演じる由紀乃ちゃんとは夫婦役。芯の強い女性は、由紀乃ちゃんにぴったりじゃないでしょうか」と五木。

演出を手掛ける金子良次も「人間が生きていくには優しさや絆が大事。それが山本周五郎作品の底流にある」と語り、極上の時代劇エンタテインメントにすると自信をのぞかせた。一方、五木に「最も期待を寄せる後輩歌手」と紹介された市川由紀乃は、芝居初挑戦のうえ記者発表も初体験ということで緊張を隠さなかったが、「来年はチャレンジの年。ありがたい機会を得たので、五木先輩に教えていただきながら頑張ります」と意気込んだ。

五木ひろしと市川由紀乃の貴重なデュエット!

なお、歌謡ショーでは、市川昭介13回忌にあたり名作曲家が遺した歌の数々を織り交ぜる。市川由紀乃にとっては16歳で門下に入った恩師であり、五木も第二の師匠と呼ぶほど縁が深い。そこで、この日ひと足早く市川メロディを聴かせてくれた両人。市川由紀乃の「海峡氷雨」に続き、五木はヒット曲「細雪」を熱唱。さらに「ふたりの大阪」でデュエットまで披露して、舞台本番への期待感を高めた。チケットは1月23日(水)前売開始。

〈御園座新劇場開場記念〉 五木ひろし特別公演 ◎3月7日(木)~25日(月) 御園座 A席15000円 B席8000円 C席2500円 チケット発売:1月23日(水) 御園座ホームページ

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