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ナゴヤ初上陸の滝沢歌舞伎、開幕!


御園座の新劇場開場記念の第3弾として「滝沢歌舞伎2018」が名古屋に初上陸。初日の幕を開けた。企画・構成・総合演出はジャニー喜多川、主演・演出は滝沢秀明。東京で2006年に「滝沢演舞城」として初演され、「滝沢歌舞伎」と名称を改めて以降も、各地で反響を呼んできたステージだ。待望の名古屋初披露の直前には、ゲネプロと主要キャストの取材が実現。滝沢をはじめ、滝沢歌舞伎3年目の参加となる三宅健、同シリーズを支えてきたグループ「Snow Man」の岩本照、深澤辰哉、渡辺翔太、宮舘涼太、佐久間大介、阿部亮平がインタビューに応えた。

滝沢「初めて御園座に来させていただきましたが、新しい劇場ということでいろんなところに新鮮さがあり、気持ちいいですね。新たな歴史が始まる年で、お客様も全国からお越しになるので、歴史的瞬間を一緒に味わいたいです」 三宅「僕も、きれいな劇場で公演できて嬉しいです。壁の市松模様も和モダンな感じで美しいし、客席との距離が本当に近いんですよ」 滝沢「街中に滝沢歌舞伎の“のぼり”も上げていただいて、恥ずかしくもありますが(笑)嬉しいですね。もちろん写真も撮りましたよ(笑)。こけら落としの機会に携われることはなかなかないので、『おめでとうございます』の想いもこめて御園座公演ならではの趣向も盛り込んでいます。また、初めて滝沢歌舞伎をご覧になる方も絶対いらっしゃると思うので、この舞台を通してジャニーズのエンタテインメントを体感していただきたいですね」

劇場前はもちろん御園通にも「のぼり」が立ち並び、地域一体が祝祭ムード一色

名古屋で約1カ月の長期滞在も一同初の体験。劇場外での楽しみを尋ねられると……。

深澤「ご飯は楽しみです。先輩方もいるので、美味しいものを食べさせていただけるかなと(笑)」 滝沢「いや、そこは健くんとふたりで行きます(笑)。僕は手羽先が大好きなんですよ。毎日でも食べたいほど。他にもファンの方からの名古屋情報がほしいですね」 三宅「僕は、どて煮が好きなので滞在中は楽しみです」 阿部「(先輩ふたりに向かって)ぜひ連れて行ってください!お願いします!!」

左から阿部亮平、宮舘涼太、深澤辰哉、三宅健、滝沢秀明、岩本照、渡辺翔太、佐久間大介

関西ジャニーズJr.の面々も加わり、主力と若手がバランス良く織り成すステージではハイレベルなパフォーマンスの連続。もはや代名詞とも言えるフライングは客席頭上で軽々と展開される。また最新のプロジェクションとダンスの融合にも魅了されるが、さらに“ふりもの”や本水を使った演出、肉体美もまぶしい和太鼓の連弾が観客を歓喜させる。なお、滝沢と三宅は新ユニット「KEN☆Tackey(ケンタッキー)」でのデビューが決定。7月18日(水)にはデビューシングル「逆転ラバーズ」もリリースされ、結束力は高まるばかりだ。

滝沢「関西Jr.のメンバーは初めて経験することも多いとはずですが、頑張ってくれています。そして、健くんが入って3年目。カンパニーとして、よりひとつになった状態で名古屋に来ることができて良かったです」 三宅「3年かけてSnow Manひとりひとりの性格もわかってきて、楽しいですよ」 岩本「Snow Manはアクロバットを得意としている集団なんですが、この機に名前と顔を覚えて帰っていただけたら嬉しいです」 滝沢「御園座の空間は高さもありワイドに見えるので、このステージの迫力が伝わればいいですね。客席が近いことはフライングをするとさらに実感するので、2階席の方でも舞台が近く感じると思いますよ」

第一部では“和”の世界を打ち出し、滝沢の女形も見られる。第二部では、義経と弁慶、鼠小僧などを題材にコミカルな要素やアドリブ性もふんだんのショーが繰り広げられる。歌舞伎という日本の伝統文化を下敷きにしつつ、音楽やダンスからはどこか無国籍な空気が漂うのも面白い。確かに、他にはないエンタテインメントがやってきた。

〈御園座新劇場開場記念〉 滝沢歌舞伎2018 ◎2018年6月4日(月)~30日(土) 御園座 http://www.misonoza.co.jp/

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